2.

「君と最悪の人生を消したい」

 

どこまで行っても自分のことしか考えられない。

忘れられないのは誰かのことではなく、誰かといたときの私のこと。

 

本も読めない、音楽も聴けない。ぼんやりと作業のように日々をこなす。

仕事をしてお金をもらってご飯を食べて生活をする。それだけで満たすことだってできる。

それでも意味がないとつまらない。自分だけでは自分を満たせない。

穴を埋めるためだけに人を求めるなよ。

 

かすんでいく背中は誰のものであったか。

冬の晴天、胸いっぱいに冷たい空気を吸い込むと頬を張られたような気になった。

 

明日には全部忘れる。

それでも生きていこうと思えるのかい。